I Don't Know What Jazz Is

ジャズが嫌いだ。「年末から2ヶ月も更新を停止した挙句いきなり何を言い出すんだ。お前が何を好こうが嫌おうが知ったこっちゃないよ、この糞コロガシ!」と言った類の罵声が聞こえて来る気がしないでもないが、書き出してしまったのだからもう仕方ない。あっ!それと、べっ、別にラジオで文章のことちょっと誉められたから嬉しくなって更新してる訳じゃないんだからねっ!勘違いしないでよねっ!あと遅くなったけれど明けましておめでとう御座います。何もかも今更感で色々とおかしい。尤もここは僕の名義で開設したスペースなのだから、多少おかしかろうが個人の好みを声高に主張しようが許されるものだと思いたい。それにナンダカンダと言っても世の中「ツンデレ」である。かつてスチャダラパーは名曲「5th wheel 2 the coach」の歌詞の中で「嫌いなものは特に無い、あるのはどうでも良い物ばかり」と歌ったが、これは本当に名言で「嫌い」と宣言する物程実はどうでも良くない、意識が集中してしまう、気になる好きなアンチクショウだったりするのは良くある話。ジャズなんて大嫌い!大嫌い、大嫌い・・・、だいす・・・け花子!おう!謝らないし、もうそんなに老い先長くないから多めに見てくれ!でまあそうは言っても僕は去年の年末にもチョロっと書いた通り、ジャズは大して聴いてはいない。Miles DavisBill EvansJohn Coltrane辺りの所謂本流のジャズジャイアンツは一切という程聴いていないし、聴いたところでそれが好きかと問われれば「まあ凄いんだろうよ、ジャイアンツって強そうだし」くらいの感想しか出てこない。本当にジャズを聴く耳など持ち合わせていないのである。でこの「聴く耳」っつうのがどうにもいけ好かなくて、自称その「聴く耳」を持ち合わせたジャズのベテランみてえなのがしゃしゃり出てきて「ああ、君はマイルスわかんないんだ。」とかしたり顔で抜かし腐る。ビジュアル的にはアゴヒゲにパイプくわえてるクソジジイというのが僕のジャズのイメージである。やはり基本的にジャズは嫌いだ。では何故それでも僕がジャズという言葉にこんなにも惑わされるのかと言うと、かつて必死こいて聴いた音楽のなかに、腐ったスノビズムに辟易としながらも、ジャズというジャンルに分類されるものが少なからずあったからである。即ち、かの御大岩波洋三に「これを認められないうちは日本のジャズファンの耳は信用できない」とまで言わしめた(尤も岩波洋三が言ってもダメだという話だし、誰だソイツという向きにはいちいち説明はしないけれど)、一部の好事家に圧倒的に支持されるシカゴのボステナーことGene Ammonsやら、Jimmy SmithやRichard "groove" Holmesなどといったオルガン・ジャズなんかが大好物だったのだ。そう、あれは1990年初頭、イギリスに端を発しクラブシーンを席巻したレア・グルーブムーブメント。あー、うん。長いし文章構成が酷いし、何より飽きてきた。また今度書く。