Brasswind/Gene Ammons

ブラスウィンド

何から書いたら良いのか。思い入れが強すぎる人だから、ちょっと言葉が無い。そんな人のアルバムが何故未開封で放置されていたかと言うと、最近再発されたからというのもあるけれど、かつてはシカゴのボスと呼ばれ、威風堂々たる容姿(こんな、眼鏡食い込みすぎ!)だった人が、このアルバムの裏ジャケではすっかり痩せ細り、嗚呼もう長くはないんだなと思い知らされる切ないものだったから。実際歴史はその通りで、このあと遺作「Good-Bye」を残してこの巨匠は逝く。最後の作品がサヨナラなんてそんな出来過ぎた話はいらないのにね。内容がどうとかそんな事はまあもう良いか。好きな人のアルバムなのだから、良いとしか言えないしな。その内Gene Ammonsの事は別途キチンと書いてみようと思う。